blogブログ一覧

日本の夏に涼を呼ぶ「第26回川崎大師風鈴市」

皆さんこんにちは。
ZENGAKUのNです。

すっかり真夏の気候になりました。
毎日暑いですね。
現場スタッフにも厳しいシーズンとなりました。

さて。
今日は暑い夏を音で涼しくしてくれるアレのお祭りのお話です。

風鈴に疫病退散の願いを込めて 第26回川崎大師 風鈴市

1996年先代ご貫首や商店街の長老たちが
「夏の川崎大師ににぎわいを!」
「ご参詣の皆さんに全国の風鈴の音色をお聞かせしたい。」
ということで始まった風鈴市。

新型コロナの影響で2年ぶりの開催となった今年は会期を5日間から1カ月間に延ばし、会場も境内から周辺37店舗に広げるなど分散開催としました。
各店の軒先には川崎大師オリジナルの「厄除やくよけだるま風鈴」、アサガオなどを描いた「奥武蔵ガラス風鈴」(埼玉県)、金魚などの模様がある「江戸切子風鈴」(東京都)など45都道府県の風鈴が並びます。

厄除だるま風鈴

奥武蔵ガラス風鈴

江戸切子風鈴

境内の五重の塔にも風鐸(ふうたく)があるように、風鈴にはもともと厄よけや魔よけの意味もあります。

風鈴に魔除けの意味?

風鈴の起源は中国です。
しかしその使い方は今と全く異なり、その音の鳴り方で物事の吉凶を占うという占風鐸が起源とされています。
その占風鐸が仏教とともに日本に伝来。

今のような涼しげな音ではなく、ガランガランという音で厄除けとして使用されていました。
当時は寺の四隅に掛けられ、その音が聞こえる範囲にいる住民には災いが起こらないとされていたそうです。

その後、貴族の屋敷の縁側に厄除けとして銅製の風鈴が下げられるようになります。

江戸風鈴が世の中に広まったのは明治時代。
それまでは高価で庶民には手が届かなかったガラス製品が安くなったことで、一挙に広がりをみせたと言われています。

こういった理由で、川崎大師では風鈴は縁起物として扱われます。
お礼の気持ちを込めて、古くなった風鈴や壊れてしまったものは風鈴納め所に収めると良いとされています。
川崎大師(平間寺)がしっかりと供養してくれますよ。

 

感染対策をしっかりと取ってあり、しかも屋外での開催との事。
安心して訪れることができそうです。

涼を求めて見物に行ってみてはいかがでしょうか?

第26回 店舗巡り 川崎大師風鈴市
日程:2021年7月20日(火)~8月22日(日)
時間:10:00~16:00
場所:川崎大師表参道・仲見世通りの協力店舗
住所:神奈川県川崎市川崎区大師町

お電話 LINE メール お見積り
コンタクト